■ カテゴリー『 整備 』の投稿一覧

FMR Y科号エンジンOH その5

午後、FMRに用事があったので行って来ました。

 

Y科号のOHエンジンはすでにボンネット内に収まっていました。

あとは、補機類やパイプ・コード類を取り付け、

今日中には組み上がる予定だそうです。

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奥では、武藤社長が

オーバーホールしたキャブレターを組み上げていました。

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Y科号のオーバーホールもいよいよ最終段階です。

明日にはこのエンジンに火が入るのかしら、ワクワクしますね。

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FMRのあと、別件の打ち合わせ済ませたその帰り道、

道の駅ろまんちっく村により桜をバックに記念撮影。

青空でないのがちょっと残念ですが・・・

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今年は、土日になると爆弾低気圧とかで風雨がすごく

とても花見などできる状態ではありません。

明日、明後日と、この週末も風雨が吹き荒れるということなので

今年は、桜と117クーペのいい写真は撮れそうもないですね。

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FMR Y科号エンジンOH その4

今日は昨日までの春の嵐とは打って変わって

非常に爽やかな晴れた日となったので、夕方、FMRへ顔を出して来ました。

先週の土曜日以来なので、Y科号のOHエンジンは

さて、どこまで進んでいるか・・・

 

FMRの外にはクラシックカーレースでは有名なあのオレンジの#61ベレットが・・・

4月14日に富士スピードウェイで行われるJCCAクラシックカーレース出場に向け

これから整備にはいる予定だそうです。

 

思わず、117クーペとのツーショット!

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FMRチューンの常勝ベレット(S68クラス)です。

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工場内には、B110(Fクラス)も。

今回は、あとB310(TSクラス)を入れて3台出場予定だそうです。

もし富士に行かれる方は、ぜひ応援してあげてください。

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さて、Y科号のエンジンはどうなっているか・・・

工場奥に行くと、すでにヘッドは組まれ、

カムクリアランス調整(シム調整)をしていました。

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シムの厚さをマイクロメーターで測りながら調整。

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シムを取り付ける

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トルクを測りながらネジを締める・・・

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取り付けたあと、

各カムとシムの間のクリアランスを一定になるよう調整するんですが

それが微妙にずれていると、せっかく取り付けたカムをまた外し

シム調整をして、また取り付けるという作業を続けていました。

 

さすが、レース用エンジンを多数組み上げてきたFMRのこういう繊細な作業が、

あのダイナミックな走りを支えているんでしょうね。

 

私の117クーペのG200Wエンジンも、2009年夏に、

こうしてOHされたんだと思うと、ちょっとうれしい気持ちになります。

そう、ただいま、絶好調!です。

あと、走るごとにトルクフルになってきているように感じるのは

気のせい?

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今日中にはエンジンは組み上がる予定で、

いよいよ明日は、Y科号のエンジンルーム内に収まる予定です。

 



FMR Y科号エンジンOH その3

年度末の忙しい毎日からやっと開放されたので、

久々にFMRに顔を出してきました。

あれからY科号の進捗状況はどうなってるのか、

作業をのぞかせてもらいました。

 

工場奥の作業場では、工作機械にクランクシャフトがセットされ

ポリッシングという工程をしていました。

クランク部分の傷や付着したカーボン等を取り除き、磨く作業だそうです。

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そのとなりでは、シリンダー部分のホーニング加工という作業をしていました。

少し動かしては止め、内部の具合を指先で感触を確かめ、寸法を計り、

また動かすという、1/1000 1/100ミリ単位の神経を使う作業です。

見ている方も声をかけづらい、ピーンと緊張感が張り詰める作業です。

武藤社長によると“エンジンの命”となる作業工程だそうです。

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横の台の上には、ヘッド部分が置いてありましたが、

こちらはまだ手付かず状態・・・これからですね。

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Y科号117クーペのボンネットの中はまだガラーンと空いてますが、

予定では来週中には仕上げたいと言ってました。

そうすると、来週の後半にはこの中にエンジンが収まっているんでしょうかね。

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G161Wの完成までもう少し、楽しみです。



FMR Y科号エンジンOH その2

夕方FMRをのぞいてみると、

Y科号エンジンはすでにバラバラに分解されていました。

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武藤社長は、

このエンジンは以前にもオーバーホールしていると言います。

そして、焼き付きがところどころに見られるので、

オイル切れも起こしていたという。

上記写真ではちょっとわかりづらいですが、

一番左側のピストンは、コンロッド部分全体が変色しています。

これは相当危険な状態になっていたことを示しているといいます。

 

コンロッドのクランクシャフトとの連結部分(円の内側)、

赤くなっているところが焼付けを起こした跡。

(写真では分かりづらいですかね・・・)

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メタルも焼付けを起こして、赤く変色しています。

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ピストンリングにおいては、

4本全てが割れていたそうです。

#3ピストンのものは、下記写真中央のように、

細かく割れて入っていたそうです。

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今回、オーバーホールをするタイミングとしては

ギリギリのところだった、と武藤社長。

このまま走っていたら、最悪の状況も考えられたと言います。

 

・・・・

 

奥ではすでにオーバーホールの最初の工程として、

オーバーサイズピストンを入れるためのボーリング作業が始まっていました。

クリアランスは4/100とか言ってましたが、素人の私には何のことか・・・。

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手前の#4シリンダーの内側を指でなぞってみると、

けっこう凸凹しているのが分かりました。

写真でみてもそれとなく想像できるかと思いますが・・・

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新生G161Wにむけた作業がいよいよ始まりました。



ジネッタG15

FMRでは、Y科号のエンジンをばらしてる横で

オレンジ色の見慣れないクルマも整備していました。

車の名前は、ジネッタG15(Ginetta G15)、

総FRPボディの英国のライトウエイトスポーツカーです。

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エンジンはリアに搭載。

コベントリー・クライマックス社製の4気筒です。

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FMRの武藤社長によると、

コベントリー・クライマックス社のエンジンは、

「ガラスのエンジン」と言われており、

日本広しといえど、これを触れる人はそうそういないそうだ。

コベントリー・エンジンはFMRへ!!!

と強調していました。

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このジネッタG15はレース用マシンではなく、

ナンバーを取って公道を走らせるようです。

エンジンをかけたらどんな音、どんな走りをするんだろうか。

興味がありますね。



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