更新日:2013年03月21日
FMR Y科号エンジンOH その2
夕方FMRをのぞいてみると、
Y科号エンジンはすでにバラバラに分解されていました。
武藤社長は、
このエンジンは以前にもオーバーホールしていると言います。
そして、焼き付きがところどころに見られるので、
オイル切れも起こしていたという。
上記写真ではちょっとわかりづらいですが、
一番左側のピストンは、コンロッド部分全体が変色しています。
これは相当危険な状態になっていたことを示しているといいます。
コンロッドのクランクシャフトとの連結部分(円の内側)、
赤くなっているところが焼付けを起こした跡。
(写真では分かりづらいですかね・・・)
メタルも焼付けを起こして、赤く変色しています。
ピストンリングにおいては、
4本全てが割れていたそうです。
#3ピストンのものは、下記写真中央のように、
細かく割れて入っていたそうです。
今回、オーバーホールをするタイミングとしては
ギリギリのところだった、と武藤社長。
このまま走っていたら、最悪の状況も考えられたと言います。
・・・・
奥ではすでにオーバーホールの最初の工程として、
オーバーサイズピストンを入れるためのボーリング作業が始まっていました。
クリアランスは4/100とか言ってましたが、素人の私には何のことか・・・。
手前の#4シリンダーの内側を指でなぞってみると、
けっこう凸凹しているのが分かりました。
写真でみてもそれとなく想像できるかと思いますが・・・
新生G161Wにむけた作業がいよいよ始まりました。