更新日:2009年12月27日
ブレーキローターに穴がいっぱい・・・
昨日は土曜ということもあり、夕方、117クーペの入院先である鹿沼市にあるFMRに行ってきた。
クーペの主治医であるこのFMRのM社長はエンジンに関しては“ゴッドハンド”を持つ男といってもいい人だ!
この日も、他のところでは始動できなくて、いろいろなところをたらい回しに回ってきた50年ほど前のオースチンのエンジンを、見事に生き返らせていた。ほんと、このM社長に診てもらえる私のクーペは幸せ者だと思う。
・・・ちなみにこのM社長、すごいのはエンジンづくりだけではない。
他のメカニックに関してはもちろん、車を走らせてもスゴイのだ!
ま、このあとエンジンのオーバーホールの話題のときにでも、おいおい紹介していきたいと思う。
ところで、私の117クーペはスタンドの上に・・・整備中でした。
エンジンのオーバーホールは既に完了しており、ボンネットの中にきちんと納まっていた。
赤いカムカバーも、以前オークションで落としたきれいなものと差し替えたため、輝いていた。
いかにも調子が良くなったぞと自己主張しているようだ。
そして、目をブレーキのところに移すと、な、なんと、穴がいっぱい・・・
エンジンの調子が良くなって加速&走りが良くなったら、きちんと止まれなければ!
ということで、ブレーキの整備もお願いしていたのだが、
まさか、こうなっていたとは・・・
※フロント・ブレーキ ローターに穴がびっしり・・・
※リア・ブレーキ こちらも穴がびっしり・・・エア抜き中
スリットローターを飛び越し、一気に穴あきローターとは・・・
ちなみにこれはドリルドローターというようだ。
効能はフェードしにくくする冷却効果と、あとは見た目のカッコよさ!らしい。
当初はブレーキの利き良くするため、4ポッドキャリパー&ベンチレーテッドディスクに交換する予定だったが、
117クーペのキャリパーの取り付け方は特殊らしく、加工が難しいということで断念、こうなったようだ。
(ただ、予算をいくらかけてもいいといえば可能なのだろうが・・・)
このへんは、実際にレース用マシンも手がけ、自分もハンドルを握るM社長のこだわりが見え隠れするところなのだろう。
現代の車に慣れてしまった体には、117のブレーキは利きが悪いというより利かないと言っていいかもしれない。
キャリパー&ローター交換ができなくなったことで、どうするか頭を痛めていたが、さて、どうするのか・・・
ブレーキ調整は28日月曜には完成させ、納車すると言っていたので、楽しみに待っていよう。