ピアッツァで来宇

宇都宮は朝から一日中雨模様で、旧車にはつらい天気の中、

117OCのY中さんが、東京からピアッツァで遊びに来てくれました。

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最近手に入れたという「ピアッツァ」は1991年の23年ものハンドリング・バイ・ロータス。

117クーペの後継車として発売されたのが1981年だから、すでに33年経っているんですね。

今見ても、スタイリッシュで、とても旧車には見えません。

改めてジウジアーロ・デザインの先進性のすごさに感心させられます。

 

運転させてもらえれることになり、ハンドルを握ると

当時話題を呼んだサテライトスイッチが・・・

ウィンカーは最初ちょっと戸惑うが、慣れると自然と指になじみ使いやすい。

4ATなので出だしはちょっと重たい感じはするが、

ターボ車なのでスピードにのれば、あっというまに100km/hオーバーに!

それでいて室内はずいぶんと静かで、117クーペ管理人117号とは雲泥の差です。

 

サスは思っていたよりもちょっとマイルドかなと・・・

スポーティというよりグランツーリスモ的な味付けなのかも知れません。

私的にはもう少し硬くてもいいかなと感じました。

あと、思った以上にいい出来だと思ったのはシートです。

しっかりと腰をサポートしてくれました。

 

ピアッツァを運転するのは約30年ぶり。

約30分ほどの試乗でしたけど、楽しませてもらいました。

これ以上乗ると、私も欲しくなってしまいそうです。(笑)

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試乗した後は、いつものように車談議。

あっというまに3時間が過ぎ、Y中さんは帰路へ。

高速道路は混んでるということで下道で無事帰られたようですが、

3時間かかったそうです・・・お疲れさまでした。<(_ _)>

また遊びに来て下さい。

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オーバーヒート対策

今回のオーバーヒートで、

今後同じことが起きないようにするにはどうしたらいいか?

ということで、今回の修理は・・・

 

【ラジエーター関係】

1.ロアホース → 新品に交換・・・アッパーホースは4年前に交換済

2.サーモスタット → 新品に交換

3.ラジエータキャップ → 新品に交換

4.ラジエーターの2層コア → 3層コアにアップ

 

1〜3までのロアホース等の部品交換は当然として、

4の“3層コア化”は銅がいいのかアルミなのか、2層か3層か、

ピッチは・・・など、利点・欠点・予算を含めいろいろ検討してもらった結果、

渋滞時のノロノロでもハード走行でも、街乗りとして効果があるのは

銅3層が一番いいだろうということになりました。

30年以上使い続けた泥などで詰まったラジエーターをきれいに掃除するだけでも

冷えが全然違うとも言ってましたので、

新品3層にすることの効果は大きいものがあると思います。

 

【電気関係】

1.オルタネーター(55A)→ ICレギュレーター付オルタネーター(80A)に交換

2.電動ファンの配線見直し

 

今回のオーバーヒート時に、バッテリー上がりがおき、

エンジンがかからなくなってしまいました。

ノロノロ運転で回転数が上がらず充電がうまくできなかったためなのかなと思います。

そのため、電動ファンも電力不足でうまく回っていなかったのではないか。

オルタネーターから無駄なくバッテリーに充電できるよう配線を変えていましたが、

それは普通にエンジン回転数が上がっていればこそなので、

長時間のノロノロ運転では、現在の55アンペアではやはり電力不足なのかな?と、

そこで、80アンペアのICレギュレーター付オルタネーターに交換しました。

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今回のICレギュレーター付オルタネーターは、117OC会報でも紹介されていた

㈲日本オートパーツ(TEL.0790-27-0144)から入手しました。

80アンペアで@16,000円(税・送料別途)、格安です。

取り付け部分の寸法・形状やプーリーまでの寸法があるので、

現在のものを先方に送り、同形状のものを送ってもらいました。

・・・それでも、取り付けには少し加工が必要だったそうですが・・・

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今まで付いていたレギュレーターを取り外してみると、

赤丸部分のコードがちぎれそうになっていたそうです。

どっちみち交換時期だったのかもしれません。

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電動ファンは、センサーの方法、温度設定も含め、

きちんと作動するよう配線の見直しをはかります。

 

【その他】

1.ボンネットに貼ってある防音材の剥離

 

これは以前にも書いたように、

これによって熱の放出がうまくできなくなり、エンジンルーム内に熱がこもるため。

防音効果よりはまずは熱放出を優先させるべきですね。

 



強化Fスタビライザー装着

話題はさかのぼりますが、

117クーペオーナーズクラブの「諏訪・蓼科MTG」に合わせ、

蓼科高原のワイディングロード「ビーナスライン」を走るため、

前日の7月25日、フロントのスタビライザーを交換しました。

 

交換のため、117クーペをガレージ北関東へ入庫。

ここには現在、東京のY科号、福岡のK井号も入っています。

リフトで管理人号を上げると、Y科号との絶妙な空中コラボ!

ちょうど訪れていたロードスターオーナーも

このなかなか見られない光景に、感動しきりでした。

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スタビライザーの強化は、FMRの武藤社長に教えていただいたもので、

レースの現場などで予算がない場合によくやる方法だそうです。

知人のA氏に製作していただき、自分でダンパーのKONI赤に合わせ塗装しました。

(備忘録:ボデーペンT-115 トヨタ#3E5 スーパーレッドⅡ)

赤く塗るだけでも、カッコよく、効果がありそうな気がしませんか。(笑)

 

取り付け時には、ブッシュ類も合わせて交換しています。

もちろん純正ブッシュです。メーカーよりまだ出ます。

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さて、実際に走ってみた感想ですが、

普通に走っているだけでは、ちょっとその差は体感できませんでした。

管理人117号の場合、KONIにすることで約3cmダウン、

それにフロントコイル1巻半カット、リヤもそれに合わせ2cmほどダウンさせ、

全体で約5cmほどローダウンさせているため、

今までもコーナリングはそれなりに良かったせいもあるかもしれません。

 

しかし、高速道路のインターチェンジやジャンクションのコーナーを

速く走り抜けると、その差は体験できました。

今まででしたら、それなりにアンダーが出ていたところでも、

スムーズに抜けることができた気がします。

 

また、ブッシュを交換したからかもしれませんが、

下側からのあたりもソフトになったような気がします・・・

基本的にスタビライザーの強化が乗り心地に影響を与えることはないので、

乗り心地が硬くなったりはしないそうです。

 

今回は、蓼科高原のワイディングロードでその効果を存分に味わう予定でしたが、

オーバーヒートというアクシデントで、それも叶わず・・・

次の機会にということになりました。

 



パーツ情報「ロアホース」「サーモスタット」他

今回のオーバーヒート修理のため

ロアホース、ラジエーターキャップを8月1日に、

サーモスタットを8月6日に、いすゞより入手しました。

 

ロアホース

品番は、5-21431029-1(ホース:ウォータ)

価格は、2,950円(税別)です。

車種・型式により製品が違うのか、

車検証の型式、型式指定番号、類別区分番号を聞かれました。

ちなみに、アッパーホースもまだ出るようです。

ずっと交換してない人は、この機会に、上下ホースを交換してみてはいかがでしょうか。

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ラジエーターキャップ

品番は、5-21450005-3

価格は、2,230円(税別)です。

全車対応です。

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サーモスタット

品番は、5-13770021-1

価格は、2,730円(税別)です。

これも車検証の型式、型式指定番号、類別区分番号を聞かれました。

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オーバーヒート!!(その2)

ガレージ北関東でオーバーヒート修理中の管理人117号ですが、

一番の破損個所は、ラジエーターのロアホースの破裂でした。

あの時の“パンッ!!”という音は、このホースが破裂した音だったんですね。

ま、エンジンにまで被害がいってなかったのが、せめてもの救いでした。

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4年ほど前、アッパーホースは交換したのですが、ロアホースは交換してないので、

購入した当時に交換していたとしても最低でも10年は経っていることになり、

もしかしたら15年とか20年とかということも・・・・(^^;

 

これまで、FMRで整備するようになってから、あまりにも調子がよかったので

ちょっと油断していたかも・・・やはりゴムホース類の劣化には気をつけないと!

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ホースが破裂するまでになったエンジンルームは、相当熱くなっていたようです。

エキマニ横にあるウォッシャー液タンクのフタが溶けていたのにはビックリ!

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その要因のひとつとして、ガレージ北関東の社長が言うには、

ボンネットに張ってある防音材があるということです。

これが張ってあるために、熱が鉄板を通じて外に放出しづらくなり

中にこもってしまうということです。

防音のために張ったつもりだが、防音効果はそれほどあるとも思えないので

この機会に外すことにします。

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しかし・・・

トンネル内でオーバーヒートして止まっている間は恥ずかしかったですね。

ノロノロ状態だったので、横を通りすぎていく車の人たちがじっくり見ながら、

「古い車を乗るのはカッコいいけど、こういうことがあるからな・・・」と

言っているようでした。

ここで止まる前に、狭山PAで少しばかり目立っていたので、

「ああ、あの車だ・・・」と思っていたことでしょう。(-_-;)

 

二度と高速道路上でカッコ悪いことにならないよう、

しっかりとオーバーヒート対策をしないと・・・

 

 



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