117クーペが出演しているということで、
117仲間では話題になっている映画「0.5ミリ」を観てきました。
ストーリーは、
安藤サクラ演じるヘルパーが、ある事件で仕事をクビになり
寮も追い出され、「家ナシ・金ナシ・仕事ナシ」の人生の崖っぷちに立たされ、
ワケありクセありの老人を見つけ“おしかけヘルパー”をしていく・・・というもの。
196分と3時間超で間延びした展開かなと思ったが、なかなかどうして、
老人介護、ヘルパーという高齢化社会を題材にしながらも、
人間老いながらも一生懸命生きなければならないという、人生を考えさせられるもの。
また、たくましい女性、ヘルパー役の安藤サクラがいい味出していました。
ところで、肝心の117クーペは、白のハンドメイドでした。
スクリーンの中のクーペのスタイルの良さは相変わらずで、
よく見える角度を意識したカメラアングルになっていました。
また、けっこう出演シーンも多かったですね。
きっちり、“幻のクルマ”「いすゞ117クーペ」と言うセリフも2度あり、
思わずニヤリとしてしまいました。
でも、気になった点も・・・エンジン音がちょっと?というか、
フケ具合がもう一つでしたね。
普段オーナーズクラブの皆さんの快調なエンジン音を耳にしているだけに、
そこが最後まで気になりました。
あと、坂田利夫演じるおじいいちゃんから、安藤サクラに
「117クーペをあげるから乗って帰れ」と言われて
すぐに運転できたことが、さすが映画だな〜と思わず苦笑!
マニュアルシフトの重ステ、エンジンかけるにもチョークを引かなければならないし、
ふつう若い女の子はすぐには運転できないでしょう!!!
エンストでもすればちょっと現実味が出るけど、それどころか
たぶん初めてだろう重ステのクルマをバックで駐車場枠に一発でうまく停めるし・・・
ま、映画なのでいいんですが・・・(笑)
ちなみにタイトルの0.5ミリですが、
劇中でその言葉は1回だけしか出てきません。
パンフのトビラには
今日生まれる子も、明日死ぬジイさんも
みんないっしょに生きているんだよ。
お互いちょっとだけ、
目に見えないくらいの距離を歩み寄ってさ。
0.5ミリは、心を揺さぶるに十分な距離なのかもしれません。
たぶん、117クーペが出ていなければわざわざ観に行くことはなかったと思うだけに、
117クーペのおかげで、いい映画を観られました。